インドアで楽しめるゼロエミッションのモータースポーツ
SDGs ERK on ICE
- About # ERK on ICEゼロエミッションの電気レーシングカートで氷上モータースポーツを楽しもう!
「おもしろい。すっごくおもしろい」
これが初めてスケートリンクで電気レーシングカート(ERK)に乗った時の感想です。スタートすると真っ白な氷の上を滑るように走り出しました。ERKはモーター駆動なので、発進が滑らかです。そして音も振動もなく実にスムーズに加速し、氷の真っ白な空間に吸い込まれていったのです。こんな乗り心地を味わったのは長い自動車の経験で初めてでした。
しかし、それはスケートリンクを走るERKの一面に過ぎなかったのです。オーバルコースのコーナーに侵入すると、これまでに経験したことのなかった世界が現れたのです。ハンドルを切り込むと、なんの抵抗もなく車体はコーナー内側に向きを変え、「あれっ!」という間もなくドリフトが始まりました。アクセルを踏み込むとドリフト角は深くなり、ゆるめると浅くなり、思うようにコーナーを回ることができたのです。
つけ加えておきますと、これは私が運転が上手だからできたとは限りません。有名なレーシングドライバーの小学5年生のお孫さんがERKに乗って、あっというまにドリフトができたのです。お母さんドライバーも同じようにERKを楽しむことができました。「人生で一番楽しかった」そうです。
氷の上のERKはドライビングに新しい世界をもたらしました。この機会を皆様にご用意しています。ぜひ新横浜スケートリンクにお越しください。
今回は有名モータージャーナリストと著名自動車雑誌等のメディア関係者がタッグを組んで「追いかけっこゲーム」の“パシュート”を戦います。とても楽しいと思います。競技の後に試乗の機会を用意しました。ぜひお申込みいただき、新しいドライビングの世界を体験してみてください。
日本EVクラブでは、少しでも自動車の二酸化炭素(CO2)排出量を減らし、温暖化や気候変動を減らし、子供たちの未来を守るべくさまざまな活動をしています。今回のSDGs ERK on ICEもそうした活動の一つです。楽しく、長くCO2を減らしましょう。
一般社団法人 日本EVクラブ 代表理事/舘内 端
Electric Racing Kart
ERKとは「Electric Racing Kart」つまり、電気レーシングカートです。日本EVクラブでは1994年の創設当初からレーシングカートの電動化を進め、日本EVフェスティバルで30分耐久レースを開催するほか、年間シリーズ戦の開催をバックアップしてきました。電池やモーターの性能次第で、時速140km/hオーバー、筑波サーキットコース2000で1分4秒のラップを記録するマシンもあります。
ZERO Emission
電動なので、もちろんゼロ・エミッション、排ガスは出しません。再生可能エネルギーの電気で充電すればCO2の排出もゼロ。ERKなら、世界が目標とするSDGsの理念に適う、サステナブルなモータースポーツを楽しむことができます。
Indoor Motor Sports
排ガスや爆音がないERKなら室内でもモータースポーツが楽しめる。それが発想のスタートでした。特製のスパイクタイヤを履いてスケートリンクを走ればさらに楽しいはず。スケートリンクに相談すると、スパイクタイヤでリンクを走ることには何の問題もないことがわかりました。
2019年7月13日、フィギュアスケートの聖地、新横浜スケートセンターでメディア向けのプレゼンテーションを行ったところ、ご好評をいただきました。氷上での最高速度は50km/hほどですが、子供から高齢者まで、手軽で安全にエキサイティングなドリフト走行が楽しめることが確認できました。
日本EVクラブでは、このまったく新しいモータースポーツである「SDGs ERK on ICE」をより多くの方に楽しんでいただくために、全国各地のスケートリンクで開催していくことを目指しています。
Oct. 3 Sat. 2020
Round.01
- SDGs ERK on ICE氷上の電気レーシングカートの祭典SDGs氷上電気カート競技会
ERK on ICEを本格的に新しいモータースポーツとして楽しむための、記念すべき初めての祭典を開催します。
今回は新型コロナウィルス対策への配慮もあり、メディア対抗戦として事前に感染対策を徹底したモータージャーナリストや編集者が参戦します。ご希望の方は申し込み制により観戦ができるほか、試乗会の開催なども予定しています(人数を限定させていただきます)。
会場ではERKをわかりやすく説明します。これによって電気自動車への理解が深まります。また、この競技の趣旨とSDGsの関連性を説明、地球温暖化や気候変動について一緒に考えてみましょう。
開催概要
第1回 SDGs ERK on ICE 〜氷上の電気レーシングカートの祭典
SDGs氷上電気カート競技会
【日時】
2020年10月3日(土) 13時~15時30分
【場所】
新横浜スケートセンター
神奈川県横浜市港北区新横浜2-11
TEL:045-4474-1112
新横浜駅から徒歩5分
【後援】
国土交通省/横浜市
【協賛】
アユダンテ株式会社
本田技研工業株式会社
【主催】
一般社団法人 日本EVクラブ
テーマ
SDGsに対応した新しい氷上電気駆動スポーツの提案
「Stop クルマ離れ」「Stop 気候変動」
内容
● SDGs氷上電気カート競技会(メディア対抗戦)
ERK(電気レーシングカート)によるパシュート(追い抜き戦)を行います。
楕円のコースの反対側からそれぞれ1チーム2台のERKが同時にスタートして3周し、先に2台がゴールしたチームが勝ちです。また、走行中に両チームとも、2周目以降1回はチームの中でトップを交代しなければなりません。
競技車両は日本EVクラブが用意します。
8チームが参戦予定(9月13日現在)です。
● デモンストレーション
2人乗り電気フォーミュラーカーである『EVサイド・バイ・サイド』のデモ走行を行います。
● 来場者試乗会
すべての競技が終わった後に、EVの楽しさを実際に体験してもらえるよう、申し込みのあった来場者の試乗会を行います。競技に使用したショートトラックを先導車にしたがって走行します(先着20名/要事前申し込み)。
・試乗人数は20名限定とさせていただきます。
(試乗は定員に達したため申し込み受付を終了させていただきます。お申し込み順で21番目以降の方はキャンセル待ちとさせていただきます)
・試乗される方はお申し込み1組につき1名でお願いします。
・新型コロナウィルス対策のため、ご自身のヘルメット、グローブ(手袋)をご持参いただける方に限らせていただきます。
一般見学参加申し込み方法
一般来場者の観戦や試乗などには事前の申し込みが必要です。専用申し込みフォームに必要事項をご記入の上、9月30日(水)18時までにお申し込みください。
観客席数1,392席のところ、200名限定で観戦を受け付けます。
参加費/1名500円(税込)
※小学生以下は無料(事前申し込みは必要です)
※参加費は当日受付にてお支払いください。
新型コロナウイルスへの感染対策について
・来場時は必ずマスクの着用をお願いします。
・会場入口にアルコールスプレーを設置します。必ず手指の消毒を行ってください。
・入場時に検温を行います。37.5度以上の発熱がある方は入場をお断りいたします。
・3密を避けるため、申込者多数の場合、来場をお断りすることがあります。
・会場では間隔を保った着席などをお願いいたします。
・体調管理にご注意いただき、発熱など体調不良の際は来場をお控えください。
※イベントの様子は後日、動画レポートする予定です。
- チーム紹介参加ジャーナリスト/メディア(ジャーナリスト五十音順)
石井昌道さん
EVクラブのイベントでたくさんの手作り電気自動車に乗らせてもらってきましたが、氷の上は初めてです。引きこもり生活で重量増となってしまってますが、当日までには少しでも落としていきたいです!
『ル・ボラン』 萩原充さん
電気レーシングカートを氷上で初体験できるなんてワクワクです。出場するからには、その面白さを広めることが役割とは自覚しておりますが、ライバルも専門誌ならば負けてはいられません。トップを目指します!
片岡英明さん
氷上の電動レーシングカートは、CO2も排ガスをまったく出さないから屋内のスケートリンクでクリーンなバトルを楽しめます。低ミューで滑りやすい氷上は、スピードもそれほど出せないから安全です。しかし、速く走るには高度なテクニックが要求されます。とても奥の深いモータースポーツなので楽しみだし、今からワクワクします。
『CARトップ』 加藤元章さん
CARトップといいつつ、なかなかもろもろのメディア対抗レースで「トップ」になったことはありませんが、ガンバリます!
斎藤聡さん
雪氷上を走るのは実車でも大好きです。電動レーシングカートで走る氷上は実車よりずっとイージー。けれどもレースとなると速く走ることが求められるわけで……。果たしてボクの重い体は接地面圧を上げグリップを高める効果を引き出せるのか、それともたんなる重量ハンディにしかならないのか?
『driver』 大庭柊子さん
クルマ総合誌「driver」です。氷の上も電動カートも初めてなので、どんな動きをするのか、どのように走ればいいのか、まったく想像できません! まずはケガなく、楽しくゴールすることを目標にがんばります~。
竹岡 圭さん
カートは苦手なんです……。なぜかって、むかし足が届かなくて背中にパッドを入れすぎたところ、カーブでカートから落下。自分のカートに轢かれた経験があるからなんです。でも氷上ということで気分を新たに、なんとか転げ落ちないように頑張ります!
『モーターマガジン』 小泉優太さん
EVが環境対策のためのツールやエコカーであることはもちろん、老若男女を問わず楽しめる乗り物になれる可能性を秘めているということを、今回のイベントの紹介記事を通じて伝えられればと思っています。
津々見友彦さん
氷上カートは敷居が低く、間口が広い。つまり参加しやすいのだ。都心近くにアイスアリーナはあり、季節を問わない。排ガスもなく静かだ。
もうひとつ、シニアには嬉しい事実がある。シニアは実は動体視力が低い。カートでもターマックのサーキットでは速度が速く、コーナーのスピードに目がついていかない。つまりコーナーが速く見えてしまい、自分で限界速度を下げているのだ。
だが、速度が低速な氷上ならそのハンディは小さい。これは初心者にも言える。初めてのカートでも乗りこなせる。しかも危険性が低い。速度が遅いからだ。とは言え、G感覚は必要。フロント、リヤタイヤの流れを早めに察知して対処しないと曲がらないかスピンしてしまう。鋭い感覚は要求されるのだ。
「間口が広く、敷居が低い」と言ったが、実は「奥が深い」。シニアは長くモータースポーツを楽しめ、ジュニアや初心者には早くから入門編としてモータースポーツを楽しめる。シニア、初心者ともに最適な「モータースポーツ」と言える。
『EVsmartブログ』 安川洋さん
エンジンのカートは一度乗ったことがあるのですが、ERKは初めて。氷も初体験なので踏みすぎないように走ります! 電気自動車の楽しさ、そして静かに屋内で楽しめるレースを伝えたいです。
橋本洋平さん
この度は貴重な機会を頂きありがとうございます。次世代モータースポーツの可能性を感じさせてくれるEVカート+スケートリンクという組み合わせにワクワクが止まりません! スケートリンクをEVカートはどう駆け抜けるのか!? これまでにない体験を楽しみにしています。
『Tipo』 佐藤考洋さん
レーシングカートでアイスリンクを走るのは初めての経験です。どんな感じで走れるのか、今から楽しみです。メディア対抗戦なので、勝ちを狙って一生懸命走ります! よろしくお願いいたします。
まるも亜希子さん
サステナブルな時代にふさわしい、新たなスポーツの誕生にとてもワクワクしています。子供も大人も一緒に楽しみながら、地球に優しく、乗り物を操る仕組みや速く安全に走らせる術を学べるERK on ICEを大きく育てていきましょう!
『くるまのニュース』 金子高志さん
氷上の電気レーシングカートという珍しい競技に参加できるのを嬉しく思っています。普段体験できないことを新たに発信できるように、参加する自分自身が精一杯楽しみたいと思います。
諸星陽一さん
カートは大の苦手なのですが、20代のころ板橋で乗ったスリックカートを思い出しながら楽しみたいと思います。羽生結弦選手のような華麗なるジャンプとスピンを決めずに、淡々と走っていきたいと思います。
『ベストカー』 市原信幸さん
クルマ雑誌の編集部員は皆運転が上手というイメージをお持ちの方は多いと思いますが、正直言います、私は下手です。でも運転が下手でも楽しんだもの勝ちというポジティブシンキングで臨みます!!
- コース図周回コース3周で競います。
- トーナメント表敗者復活でチャンピオンに輝くチャンスも!
- 実は、こんなことから始まったのです
プレゼンテーション・イベント(2019年7月13日)のレポート
舘内 端
若者のクルマ離れが進んでいるといわれます。自動車雑誌の売れ行きも落ちています。クルマ好きの私はとても残念です。
国交省の調査では、20代の若者の休日の移動方法のうちクルマの運転によるものは、1987年に49.5%だったものが2015年にはなんと19.4%と30.1%も落ちていたのです。原因はともかく、若者にクルマの特に運転の楽しさを伝える必要があると思います。
7月13日に今回と同じ新横浜スケートセンターでERK on ICEのトライアルを行いました。
そこで元レーシングドライバーの津々見友彦さんのお孫さん(小5の男の子)に電気カートに乗ってもらったところ、エンジン仕様も含めてカートの運転経験がないにもかかわらず、スタートして最初のカーブでカウンターステアを当ててきれいに曲がっていました。初めはオドオドしていましたが、乗った後は電気カートが大好きになったようです。
また見学者に試乗を募ると、たくさんのお母さん方から手が上がりました。試乗を終えるとドッキリ目で「人生で一番楽しかった」と上ずった声でお答えいただきました。お母さんたちにも運転の楽しさを伝えられたようでした。
高齢者(高齢者安全運転支援研究会理事長73歳)にも好評でした。降りると、「シートをもっと高くしないと年寄りは腰が曲がらないから乗れない」とさっそく注文をいただきました。そして、「高齢者の安全運転講習にぴったりだ」とのお褒めの言葉です。滑りやすい氷上ではハンドル、アクセル、ブレーキの丁寧な操作が求められるので、安全運転のコツを学びやすく、なんといっても楽しいので講習に駆け付けてくれるに違いないとのことです。
この新しい氷上モータースポーツで使われる電気カートは、これまでの日本EVフェスティバルで30分耐久レースを戦ってきたERK(電気レーシングカート)です。最高速が140km/hに達するERKもあります。
今回のイベントは、このERKでアイススケート場を走り、各種の競技を行います。国連が主導し各国に広まっている「SDGs」活動に沿ったまったく新しいEVスポーツです。2019年7月13日にフィギュアスケートの聖地、新横浜スケートセンターでメディア向けのプレゼンテーションを行ったところ、ご好評をいただきました。
プレゼンで使用した車両はERKそのものです。ただし、タイヤは特製のスタッドレスタイヤにスパイクを打ったものでした。子供用、女性用、大人用の3種類を用意し、小学5年生、自動車雑誌女性編集長、モータージャーナリスト、後期高齢者に乗っていただき、いずれも好評でした。
リンクはフィギュアスケート用の30m×60mで、うまくスピードに乗せると時速50kmほど出ます。コーナーでは入口から出口までドリフトのままです。しかも子供から高齢者まで全員がほとんど練習もせずにあっというまにドリフト走行ができました。
ERKは音も排ガスもないので室内リンクで競技が可能です。室内であれば天候に左右されず、またリンクによっては年間を通じて競技可能です。新横浜スケートセンターは新横浜の駅から5分ほどのところの繁華街にあります。駅近でアクセスが大変に便利で、近くの繁華街で買い物も食事も可能です。プレゼンの時はポスターを見た通りかがりの人がたくさん見学に訪れました。
今後はみなさまのご協力を頂き、排ガスゼロ、CO2ゼロでSDGsに沿った新型のモータースポーツとして、ERK on ICEを各地で開催していこうと考えています。ご一緒にぜひERK on ICEを広めてください。
なお、これからはスポーツにもCO2ゼロ等の持続可能性が求められ、国連の推奨するSDGs運動が取り入れられます。その最初の大規模なスポーツ大会が東京2020オリンピック・パラリンピックです。これをスタートにモータースポーツにもSDGsに沿うことが求められます。これまでの日本EVフェスティバルもそうでしたが、ERK on ICEはまさにSDGsモータースポーツです。
【関連ページ】
●「SDGs Urban Electric Four-Wheeled Ice Sports」プレゼンテーション・レポート
この活動は、スポーツくじ(toto・BIG)の助成金を受けて行っています。
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